保育士と保護者との信頼関係の中で、乳児期(3歳まで)に育てたい基本的な生活習慣の自立を目指しています。 一人ひとりの成長、発達の度合いが違うので、それぞれの状態にあった遊び、発達を促す運動を行なっています。さらに保護者と日々の中から情報を伝え合う中で一人ひとりに合った関わりを保護者と一緒に考え、 その子に必要な関わりを丁寧に行なっています。
一人ずつの発達に揃った排泄、着脱等を行い、丁寧に子ども達と関わる日課を考え保育を進めています。 また、育児を通して語りかけていくことで、言語発達にも働きかけています。 排泄時には、オムツを脱ぎ、シャワーでおしりを洗い、清潔さや心地よさを感じられる様に育児を行なっています。 担当保育士との1対1の育児行為の心地良さを感じる子ども達なので、遊びの中でも嫌がらずに排泄にも進んで行き、 自分で出来ることも増えていきます。
一人ひとりの育児(排泄等)を丁寧に行う環境を整えています。一斉に育児を行うことはせず、一人ひとり対話を大切にしながら行います。
一人ひとりのミルクの量や種類などに合わせ、保護者の方が安心して預けて頂けるように心がけています。
1歳、2歳児クラスになると、少しずつ集団での食事に移り変わり、マナーなども教えていきます。配膳も一人ひとりにしていき、食べる量など調整していきます。
母との愛着を作る大切な時期であることから、保護者に代わる担当保育士が愛着関係を結ぶことにより、 様々な場面で一人ひとりの成長を感じ、より発達を促すことが出来る為、特定の保育士が育児(排泄・食事・着脱) に関わる担当制を取っています。基本的には担当は継続して受け持っていく形になり、乳児期の3年間、親のように変わらず見守る体制を取っています。 そのため、成長や発達などを段階性を意識し継続して働きかけていくことが出来ます。
一人ひとりに関わる姿勢が、いつしか子ども達も真似するようになり、関わりの見本となってきます。
乳児期から音楽教育、聴く力の発達、総合的な発達(情緒、身体、想像力、社会性など)へ働きかける わらべうたを取り入れています。室内や戸外、あらゆる場面で音楽がある環境で育ち、自己表現をしたり音楽や言語の聴き取りを繰り返す経験を深めていきます。保護者と一対一でわらべうたをする中で人と関わる経験の積み重ねや五感を刺激する体験をしたり、小さな集団でわらべうたに合わせて 歩くなどの運動発達や社会性への育ちへつながっていきます。
室内や戸外での遊び方などルールを伝えながら、一人ひとりの発達を促すようなおもちゃを提供しています。使いたい物を自分で選び、遊びを探し、夢中で遊び込めるように、保育者が周りの環境を整えながら過ごしています。また、クラスの子ども達の関わりが持てるように、落ち着いて遊べる空間を作っています。 自由に部屋の中を移動し運動を繰り返したり、五感を刺激しながら考える、体験する遊びを繰り返します。一時間程度は戸外で活動をすることで、乳児期に育てたい運動能力にも働きかけています。このことで、病気や怪我を回避する効果もあります。
会話したり、仕草で表現したりなど様々な表現方法でコミュニケーションをとり、人と接することの楽しさを味わっていきます。
机上の遊びも楽しみ、クレヨン、はさみ、のりなど様々な道具を使い、少しずつ経験を積んでいきます。